忘れてはいけない子供の事故、
益城町津森小学校海難事故
私が子育てしたのは、田舎の町。
2016年4月の熊本地震で
全国的にも有名になった
熊本県益城町です。
近くに飯田山など山もあり、
田んぼや畑が多い、まさに自然の中の町。
子供を育てるのには、最高の土地柄です。
子育て中には、子供会と地元の老人会の
方々と交流もあり、
お話をする機会も多々ありました。
そんな中、津森小学校の
海難事故を聞いたのです。
1949年(昭和24年)11月4日。
戦後、日本が落ち着いた頃、
初めて開催された小学校の修学旅行。
行き先は、熊本県八代市の日奈久町。
海がない益城町の子供達は、
初めて見る海にとても感動したことでしょう。
日奈久町の鳩山周辺を船で遊覧。
そして、事故が起きました。
船の転覆です。
この話は、地元、益城町の
老人会の方々から聞きました。
当時、益城町では稲(お米)の収穫中、
農作業時そのままの姿で、
親御さん達は現場に駆けつけました。
地元、日奈久町の方々も
子供達を助けるため、港に集まっていたそうです。
子供が関わる事故ほど、胸が痛みます。
日奈久町の慰霊碑に行ってみました。
ウィンズ八代(場外馬券場)の近く。

<津森小学校遭難の碑>
と書いてあります。
下の方には、亡くなった先生や
子供達の名前が刻まれています。
私が益城町に引っ越し、出産、子育てして、
この話を聞いたのは何かの縁。
そう思いながら、手を合わせました。
裏に回ると、
建立発起人の名前も・・・

ん?あれ?
私の父の名前も刻まれていました。
この碑の設立当時、
父は学校関係の仕事もしていました。
まさに何か、深い縁がありますね。
来て良かったと思います。

事故があったのか、と夢のような
鳩山周辺の穏やかな海です。
これから先も、子供を巻き込むような
こういった悲しい事故が起きないように、
そう願うばかりです。
2025年8月
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