なぜ大瀧詠一なのか?
音楽を“遊び尽くした天才”の正体
最近の音楽はサブスクで簡単に聴ける時代。
便利になった一方で、「じっくり聴く楽しさ」を
忘れていませんか?
そんな今だからこそ、ぜひ一度聴いてほしいのが
大瀧詠一さんです。
「名前は聞いたことあるけど・・・」という方も
多いかもしれません。
ですが、この人、ただの
“昔のヒットメーカー”ではありません。
むしろ、“今の音楽の元ネタ”
みたいな存在なんです。
まず驚くのは、その音の作り込み。
代表作の 「A LONG VACATION」 を
聴くと分かるのですが、
40年以上前とは思えないほど
音がクリアでめちゃオシャレ〜!
どこか懐かしいのに、まったく古臭くない。
不思議な感覚になります。
そしてもう一つの魅力が、「遊び心」。
例えば・・・
「青空のように」「夢で逢えたら」「うなずきマーチ」・・・
ファンでなくても有名すぎるほど、
人気がある曲です。
また、松本隆さん(作詞)との
「ペパーミントブルー」。
♪斜め横の〜椅子を選ぶのは〜
この角度からの〜君がとても綺麗だから〜♪
という、ちょっと変わった視点の
恋愛表現。
(私の好きな歌詞部分です。ふふふ・・・(^_^))
普通なら思いつかないのに、なぜか心に
スッと入ってくる。
時々、「fun×4」のフレーズが
頭から離れない時もあります。
この“言葉と音のセンス”が
とにかく秀逸なのです。笑。
さらに、楽曲の中にはラジオ風の演出や
コーラスの重ね方などなど・・・
「音で遊ぶ」工夫がたくさん詰まっています。
ただ聴くだけでなく、「発見する楽しさ」が
ある音楽なんです。
その象徴とも言えるのが、1981年に行われた
「ヘッドフォンコンサート」。
スピーカーを使わず、観客がヘッドホンで
音を聴くという・・・
当時としては異例すぎるライブ形式でした。
今でこそ“配信ライブ”や“サイレントフェス”が
ありますが、
それを何十年も前に
実現していたというのは驚きです。
また「泳げたい焼きくん」、
ならぬ、「泳げカナヅチくん」。
これはもう、遊び心も度を超えています。爆笑〜!
つまり大瀧詠一さんは、
音にとことんこだわる職人であり
遊び心を忘れないエンターテイナーであり
時代を先取りする発明家でもあった
という、かなり“欲張りな的な天才”なんです。
そして忘れてはいけないのが、
彼が作り上げた「ナイアガラサウンド」。
これは単なる音楽ジャンルではなく、
「楽しいことを本気でやる」という精神そのもの。
山下達郎さんや大貫妙子さん、杉真理さん、佐野元春さん・・・
今考えると豪華すぎるメンバーが関わってて、
「そりゃ名曲だらけになるわ・・・」って
納得しかないです。
あの時代って、今みたいにデジタルで
簡単に編集できないのに、
手作業であそこまで遊び尽くしてるのが
またカッコいい。
そして一周回って、今聴くと逆に新しいんですよね。
これが“ナイアガラ沼”の恐ろしいところ。笑。
今の若い世代にこそ、この自由さに
触れてほしいと思います。
忙しい毎日の中で、少しだけ時間をとって、
イヤホンでじっくり聴いてみてください。
きっと、「音楽ってこんなに面白かったんだ」
と思えるはずです。
懐かしいだけじゃない。
むしろ“これからの音楽”のヒントが、
ここにあるのです。
2026年5月
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